一気に解放された大学時代

調理実習で嫌な思いばかりした高校時代でしたが、こんな私でも運良く大学生になることができました。 あの頃はがむしゃらになって必死に勉強に明け暮れた記憶があります。

さて、はじめての大学生活です。実家を離れて一人暮らしするのもはじめてです。 分からないことだらけで大学生活はいろいろと不安でしたが、そんな心配をする必要はありませんでした。

何もかもが「自由」

私は理学部に進みましたが、基本的に時間はたっぷりあり、街へ出かけようが、ゲームセンターに行こうが、 深夜に帰ろうが、すべてが自由でした(もちろんお金のある範囲内ですが)。

そんな自由な環境であるからか、私の会食恐怖症もこの頃はほとんど無視できるレベルにまで治っていました。 病は気からといいますが、この手の症状は精神的なものが大きなウェイトを占めているようです。

普通に街へ出て食べ歩きをしたり、あれほど苦手だった定食ものもたいらげるようになりました。 大学の学食もこの頃はたまに利用していました。

ただ、学食は人が多い昼間の時間帯は、ラーメンなどの単品ものしか受け付けませんでした。 ご飯ものは少し抵抗がありました。 知り合いと学食で会うのが怖かったのかもしれません。

人付き合いは相変わらず苦手で、基本的には人見知りをしていました。 しかし、仲良くなった相手にはかなりフレンドリーになるというのが私の性質だったようで、 大学のゼミなどでぼっちにならずにすみました。

ネットで会食恐怖症という存在を初めて知る

パソコンやインターネットが普及した現在からすれば少々遅いですが、 大学生になってはじめてネットを好きなだけ自由に使えるようになりました。 それまで実家にはネット環境はおろかパソコンすらありませんでしたから。

そして、検索をしている中で、ふと自分の過去の症状と似ているものがないかどうか調べていた時、 「会食恐怖症」という単語が目に飛び込んできて、その瞬間「これだ!」と確信しました。

あわせて「嘔吐恐怖症」というものもあり、この2つはセットで自分に当てはまっていると思いました。 そのブログでは、自分の会食恐怖症の体験談が書かれており、 「うん、うん」と頷きながら一晩中無我夢中に読み続けていました。

このとき、会食恐怖症(嘔吐恐怖症)は、女性のほうが圧倒的に多いような印象を受けました。 無理なダイエットをしている女性が嘔吐をくり返すようになり、やがて拒食症や過食症などの摂食障害に悩まされたというケースが大半でした。 その当時では、自分のように男性が会食恐怖症に悩んでいるという記事は見つけられなかったように思います。

さて、比較的症状が軽かった大学時代ですが、ちょっと危なかったときがありました。 それは大学3年の野外演習での泊まり込みのときです。

1泊2日と期間こそ短いものの、昔の調理実習のことが頭によぎって、再び憂鬱で仕方がありませんでした。 できることなら休みたかったのですが、必修科目だったので単位を取るためには参加せざるを得ませんでした。

ただ、ラッキーなことに夕食はカレーでした。定食ものならかなり危なかったのですが、 カレーは一気に口の中に運ぶことができるので完食することができました。

朝食や昼食も、自分で適当に取って食べる形式だったので本当に助かりました。 やはり定食のように、一人一人が食べる部分がはっきりと分かるのは苦手です。 バイキング形式のように、自分が好きな量だけ取って食べるというのが精神的にも楽でした。

大学時代については以上です。 ただ、会食恐怖症は完治していなかったので、就職してからもそれが足を引っ張り続けました。
飲み会での嘔吐が怖かった会社員時代から現在まで

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