社会人としての付き合いとお酒の場

就職はすんなり決まりましたが、まだ恐怖症は治っていませんでした。 昼休みには会社の同僚に誘われて食堂に行く日々です。

本当は食堂で食べるのが苦痛なので断りたいところですが、あの頃はまだ入社して1年目。

「あいつは付き合いが悪いやつだな」と思われたくありませんから、どうしてもいっしょに食べなければなりません。

と言いますか、同僚と一緒に食事をするのはごく普通のことですね。こんな症状にかかっていなければ・・

食堂ではうどんやラーメン、かんたんな惣菜などを食べていました。残さず食べることのできる数少ないメニューです。

さて、社会人になってからは、飲み会がひんぱんに催されるようになりました。 飲み会では食べることよりも、お酒を飲んだり、コミュニケーションを取ることがメインなので、気が楽といえば楽でした。 自分の好きなペースで好きな料理を食べればよいのですから。

料理を残しても何も言われることはありませんから、「食べなければいけない」という強迫観念がないので、 気がつけばけっこうな量をたいらげていたこともありました。

ただ、自分はお酒にも弱く、周りが割と飲める人ばかりでした。 お酒が苦手ということはあらかじめ伝えてはいましたが、その場の雰囲気を悪くさせないために、 少しは飲まなければなりません。

そしてすぐに気分が悪くなりました。携帯を取り出して、着信がある素振りを見せながらトイレまで行き、 そこでおもいっきり吐きました。

みんなが楽しく話している宴会場で吐いてしまったらと思うと、恐怖で震えてしまいました。 これは会食恐怖というよりは嘔吐恐怖症と言い換えたほうがいいのかもしれません。

恐怖症に悩みながら現在まで

恐怖症にかかってしまうと、貴重なコミュニケーションの機会が減ってしまうのがとても残念です。 自分は仲良くしたくても、他人には「あの人は避けている」と思われるようになります。

やはり素直にすべて話してしまったほうが楽になっていいと思います。 打ち明けるのは大変勇気のいることですが、いつまでも自分の中に溜め込んでいるのは精神衛生上よくありません。

この体験談を通して、何か参考になる部分、これからのヒントになる部分、共感できる箇所があったとすれば、 これまで書いてきたかいがあったといえます。

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